卒業生の声 阿部 さん
卒業生の声一覧
Ko-next受講 2期生 阿部 慶子さん
1.医療業界に入った理由
幼少から過ごした実家は大家族で、祖父母や叔母家族と一緒に暮らすなか、祖父母の死や、友の死、に遭遇し、生きる意味や命について考える10代を過ごし”助けられる命があるならば助ける側になりたい”という想いから、看護師という職業を意識するようになりました。母と姉が看護師という事から、身近で人を心身両面から支えながら、生きるための支援ができ社会貢献も出来る職業であることから、看護師、医療業界に入りました。
2.転機
看護師として働く中、結婚、妊娠、流産、妊娠、出産という女性特有のライフイベントをこなし、子育てで悩み、心理学を学ぶ機会を得ました。選択理論心理学という脳のはたらきを説明した理論を学び実践することで、子どもとの関係を大切にしながら、親として子どもの自立を支援することができる楽しい育児が出来るようになり、幸せを心から感じることができるようになったのが大きな転機です。
そして、心理士まで取得し、子どもたちの為に自分の人生の舵を自分が取れるように支援したい、という思いから、キャリアコンサルタント(国家資格)を取得。その後は、看護師として介護業界で働きながら、キャリアコンサルタントとして学生支援に携わり始めました。その頃、医療業界での人間関係が原因での離職離れが気になり始め、学生支援だけでなく、看護業界、医療介護業界での人間関係や職場環境のマネジメント支援も必要ではないか?看護師としても心理士としても、キャリアコンサルタントとしても、イキイキと生涯現役で働くことができる人が一人でも増えたらいいな…、何か自分にできる事はないだろうか?と思うようになっていました。この思いが、転機から芽生えた新しい種となり、今の活動の根底にある大切な想いです。
3.初受講のきっかけ (コネクト講座2期生)
医療介護業界・看護業界での職場での人間関係や個々の幸せの大切さを伝えられる機会を模索する中、心理学仲間から看護団体me&nurseの代表を紹介していただく機会がありました。代表とお話しするなかで、看護師の幸せに貢献しながら、超高齢化社会になる日本の医療介護が存続できる未来を支える看護師の育成や、傷ついた羽を休め、自分の想いや原点を見つめ直し、次のステージへ一歩進める支援をしているとのことで、共感いたしました。また、人を惹きつける、魅力的な代表との出会いも大切にしていきたいという想いと、地元での地域のつながり作りも将来していきたいという想いもあったことから、コネクト講座の受講を決めました。
4.変化
受講前と後の変化としては、ただ決められた制度の中で働き報酬をもらう、という流れだった日々から、これから先の未来を考えながら自分に何ができるか、考えるようになりました。様々な取り組みが実践されている実例から、これから先の未来への希望が持てました。また、自分にできる事の中から、選択理論心理学をベースにした環境設定や人間関係についての講演をさせていただく機会をいただきました。
他には、地域の人たちとの繋がりのきっかけや学びや相談のできるコミュニティ作りの際に役立つ資格として、キャリアトランプを使用した回想法や終活支援ファシリテーターを取得し、現在は小規模多機能の現場で応用しています。また、コロナ禍における医療者の計り知れない苦悩や心の叫びに寄り添い、活力を培える場所作りという事で、me&nurseのプロフェッショナルグリーフの会の一員として在籍するとともに、ラジオパーソナリティーとしても看護師さんのための番組を作りました。今年は新たに、治療しながら働くことを願う患者様たちの為に、治療しながら仕事ができるように支援していけるキャリアコンサルタントと看護師としての資格が生きる『両立支援コーディネーター』としてもサポートが出来るようになり、イキイキと最後まで本人が望む自分らしく生きるを支えていきたい、に繋がっていきました。
5.最後にやりたいこと
看護業界、医療介護業界の中の、職場環境をリードマネジメントで構築し、スタッフ間の中でおこる恐れを取り除き、関係を育みながら、一人一人が自分のパフォーマンスを最大限に発揮できるシステム作りの導入に取り組みたいです。そのために、リードマネジメントの仕組みを構成を練っていきながら、事業所の中で関係構築に悩み、新たな取り組みを必要としているところを探し、アプローチできたらと考えています。
また、自己受容・自己納得感、など、自分に対する自己イメージが低い方々のために、自己イメージを健全に受け入れ、ありのままの自分を認め受け入れ、自分で自分を幸せできる支援をしていきたいです。
他には、最初の想い、看護師さん同士、横のつながりを大切にしながら、一人ひとりが生き生きと生涯現役で幸せに働くことができる事につながることに取り組んでいきたいです。